FL Chan Gadget (3)

FL Chan Gadget では以下のことを意識して作成している。

オリジナルの素材を加工しない

オリジナルの素材はすべてのパターンが格納された一枚の画像ファイルとなっているため、JavaScript で表示する位置やサイズを指定して表示している。つまり、表示にかかわる問題はすべてスクリプトで吸収するようにしている。こうすることによって、公式サイトで配布されているクレヨンパターンのように、画像ファイルを差し替えることでクレヨンタッチに変更することができる。

はじめはどうやってもアニメーションや半透明の問題が解決できなかったため、パターンごとに画像を切り分けないといけないのでは、と考えていた。だけど「加工」を行うことで余分な手間が発生してしまう。ドキュメントを用意するにしろ、作業を簡略化するためのツールを用意するにしろ、「画像を差し替えるだけ」より簡単になることはないはず。

試行錯誤した結果、思った以上に時間がかかってしまったのは痛いところだけど、img 要素の寛大さと g:image 要素の特徴を理解することができた。

追加のソフトウェアを必要としない

端的にいうと Flash Player。アニメーションを実現するために Flash を採用しているガジェットもあるけど、最終的に半透明あたりで問題になりそうな気がしたから使わないようにした。ほかにもインストールされていない場合の対処が必要となることも挙げられる。インストールベースから考えるとあまり気にしなくてもいいかもしれないけど、余計な手間をかけずにインストールできることは重要だと思う。


ともあれ、FL Chan Gadget に関するネタはこれでおしまい。